| 第41回化学工学の進歩講習会 乾燥技術−装置の選定と設計− |
主催:化学工学会東海支部
共催:化学工学会エネルギー部会,化学工学会材料・界面部会,化学工学会
産学官連携センターグローバルテクノロジー委員会,化学工学会システム・
情報・シミュレーション部会,化学工学会反応工学部会,化学工学会粒子・
流体プロセス部会,高分子学会東海支部,色材協会中部支部,静岡化学工
学懇話会,中部科学技術センター,東海化学工業会,東海流体熱工学研究会,
日本化学会東海支部,日本食品工学会,日本食品科学工学会,日本セラミッ
クス協会,日本粉体工業技術協会,日本油化学会東海支部,表面技術協会
中部支部,粉体工学会,分離技術会
協賛:農業機械学会
日時:平成19年11月1日(木),2日(金)
場所:名古屋市工業研究所3階 第一会議室
(名古屋市熱田区六番3-4-41, TEL. 052-661-3161)
交通:地下鉄名港線(金山から名古屋港行き)
「六番町」駅下車,B番出口より徒歩1分
乾燥技術はあらゆる産業で用いられる基盤技術です.湿り材料を対象として,
材料の材質や形状に応じて,多種多様な乾燥方法や装置が開発されていますが,
目的に適した装置の選定・設計・運転(操作)には専門知識が必要となります.
本講習会では,対象者を化学工学の実務経験や化学工学を修得した技術者お
よび研究者とします.この講習会の受講により,1.乾燥操作の基礎,
2.乾燥機の選定指針,3.乾燥機の設計演習,4.最近の乾燥技術の進歩,
5.工程管理のためのモニタリングや安全・環境への配慮,に関する知識を深め
ることができます.
第1日目 11月1日(木) (10:00〜16:50)
1.乾燥操作の基礎
(10:00〜12:00) 名古屋大学名誉教授・中村正秋技術事務所 中村正秋 氏
現在稼働している乾燥装置の解析や新たに計画する乾燥装置の設計に役立つよう,
エクセル(Excel)を使った図や表を多く用いて,乾燥操作の基礎事項の例題を解説する.
−昼休み−
2.【装置の選定】装置選定に関する総論
(13:00〜14:00) (株)大川原製作所 脇屋和紀 氏
乾燥装置は目的や材料の形,性質により多種多様である.適切な装置を使わな
ければ,乾燥が全く進まない場合があり,無駄にエネルギーを消費することも
ある.最近は法的規制により環境への配慮も求められている.この講演では
乾燥装置を,材料に熱を与える方法により分類して,その特徴を使用事例と
ともに紹介する.
3.【装置の選定】スプレードライヤー
(14:00〜14:40) 大川原化工機(株) 伊藤 崇 氏
液状・スラリー状材料の乾燥に最も一般的に用いられる装置であるスプレー
ドライヤーでは,液体材料の微細化と,液滴と熱風との接触が操作の鍵となる.
低い温度でも短時間で乾燥できることから,熱分解の起こりやすい食品や医薬
品などにも用いられている.最近のスプレードライヤーの動向と設計に関わる
留意点について概説する.
−休 憩−
4.【装置の選定】凍結乾燥機
(14:50〜15:30) 共和真空技術(株) 砂間良二 氏
低温での熱に敏感な材料の乾燥に用いられる,乾燥凍結乾燥操作の原理につい
て簡単に紹介し,他の乾燥法との相違点を明らかにする.熱効率という点では
低いものの,製品品質の要求が高い場合に採用され,応用として主に食品分野
(輻射加熱)と医薬品分野(伝導加熱)にて活用している機械を紹介しながら解説
する.
5.【最近の進歩】マイクロ波による難乾燥性物体の乾燥促進技術
(15:30〜16:10) 名古屋大学 板谷義紀 氏
最近マイクロ波の機能性が注目を集め,各分野での応用技術の開発が進められ
ている.マイクロ波乾燥についても,成形体や微粉体などの難乾燥性物体の乾
燥へ応用した場合,内部加熱効果により乾燥促進が可能となる.このような
マイクロ波乾燥の基礎と応用,さらには今後の展望について概説する.
6.【最近の進歩】食品の赤外線乾燥
(16:10〜16:50) 三重大学 橋本 篤 氏
食品の赤外線乾燥は,伝熱効率の良さと仕上がり製品の風味などが優れている
との理由から多く用いられているが,一般的な事象を対象とした定量的な研究
例は少なく,ケーススタディーが多い.そこで,赤外線照射による食品乾燥の
定量化に際して,その基礎となる諸問題を放射伝熱の側面からとらえ,赤外線
乾燥の特徴について概説することとする.また,その品質評価に関する今後の
展望についてもふれる.
−懇親会−
第2日目 11月2日(金) (9:30〜16:30)
7.【装置の選定】振動乾燥機
(9:30〜10:10) 中央化工機(株) 中田賢弘 氏
真空乾燥が可能で,不純物のコンタミが少なく,医薬品,電子材料等の乾燥で
使用される振動乾燥機の構造,振動原理,用途を実例とともに紹介する.
8.【装置の選定】ろ過乾燥機機能について
(10:10〜10:50) タナベウィルテック(株)大和敦司 氏
固液分離と乾燥の機能を一体にした濾過乾燥機は、医薬品やファインケミカル
等の製造に広く使用されている。濾過乾燥機の機能、および、その構造上の特
長について説明する。また、濾材など重要な構造部について解説するほか、SIP
やアイソレータを付加した応用機種について説明する。濾過乾燥機を用いた処
理例や今後の課題についても言及する。
−休 憩−
9.【装置の選定】流動層乾燥機
(11:00〜11:40) フロイント産業(株) 武井成通 氏
粒子と熱風間の熱移動が良好な流動層乾燥装置は,熱風乾燥機の中でも熱効率
が高く,幅広い分野で多用されている.ここでは,食品や医薬品分野で使われ
ている,回分式,半連続式,連続式,それぞれの装置の特長と,新しい技術に
ついて紹介するとともに,装置導入時の性能適格性評価やメンテナンスの要点
などを概説する.
10.【設計演習】
(11:40-12:30, 昼休み12:30-13:30,13:30-14:30)
名古屋大学名誉教授・中村正秋技術事務所 中村正秋 氏
エクセル(Excel)が持っているVisual Basicを用いてプログラム化した設計式を
使い、回分式および連続式乾燥機の設計演習を行う。参加者にはソースファイ
ルを提供するので、プログラムの一部を修正することによって、稼働中の乾燥
機の解析や新しい乾燥機の設計に役立てることができる。
11.【モニタリング・環境】安全と環境への配慮に関する総論
(14:30〜15:00) 静岡大学 立元雄治 氏
乾燥操作で発生する災害には,@爆発・火災 A急性中毒 B感電・火傷 C酸欠
がある.また,作業環境の保全の観点からVOCの排出抑制も求められている.
最近の状況について概説するとともに,対策技術についても紹介する.
−休 憩−
12.【モニタリング・環境】オンライン成分計測における赤外線多成分計の原理と使用例
(15:10〜15:50) (株)チノー 多賀千雪 氏
乾燥の進行度のモニタリングとしては,通例材料の重量が用いられる.しかし
ながら,抜き取り試験であるため,その場での計測ができない.工程や品質管
理のためには,乾燥の進行度のオンライン計測が求められる.広く用いられて
いるモニタリング技術に赤外線計測があり,計測手法の原理と応用の実例を
紹介する.
13.【モニタリング・環境】乾燥における溶剤回収技術 〜真空式ドラムドライヤーの利用〜
(15:50〜16:30) 日本リファイン(株) 小田昭昌 氏
VOCの排出抑制が社会的な課題となっている.液体,特に溶剤を含む物質を乾燥
させる場合には,回収を考慮した加熱が求められる.溶剤再生における前処理
乾燥技術として,真空式ドラムドライヤーを利用した場合の実例を説明すると
ともに,機構を解説する.また溶剤再生にかかわる技術の実例を交えて紹介する.
定員 70名(店員を超えた場合はお断りすることがあります)
テキスト 「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋・立元雄治 著 (工業調査会)
参加費 下表の通り(テキスト代・消費税を含む)
化学工学会正会員 25,000円
化学工学会法人会員社員,共催・協賛団体会員 30,000円
(法人会員資格では同一会社から3名までは法人会員価格(30000円/1人)で参加できます)
化学工学会学生会員 5,000円
会員外 40,000円
懇親会費 1,000円 (参加希望者のみ)
基礎および設計演習ではエクセルを使った例題や演習を行います.できるだけ,
ノート型PCをご用意下さい.なお,会場内で利用できるコンセント数に限りが
ありますので,予め充電をお願いします.
申込方法
後日,参加証をお送りいたします.参加証は当日ご持参下さい.
(1日目と2日目の参加者が別の方でも結構です。受付で参加証を提示して下さい。)
送金方法 現金書留,銀行振込 または 郵便振替
銀行振込 みずほ銀行 名古屋支店 普通預金 No. 1055521 化学工学会東海支部
郵便振替 名古屋00880-7-5640 社団法人化学工学会東海支部
問合せ先 〒460-0008 名古屋市中区栄2-17-22 (財)中部科学技術センター内
(社)化学工学会東海支部 TEL. 052-231-3070 FAX. 052-204-1469